独り占めしてもいいですか…?【完】

体育委員の人がそう告げると、話し合いは終わった。





話し合いが終わると、笑顔を浮かべたはるちゃんが私の席へやってきた。





「美生っバレーにしたんだね!私応援してるから、頑張ってね」





「ありがとはるちゃん!はるちゃんもリレー頑張ってね」





みんなの足手まといにならないよう、ちゃんと練習しておかないとね。





「千景くんっ私応援してるから頑張ってね」


「ありがとな!」


「私も千景くんのこと応援してるよ」





千景の机の周りにはすでに沢山の女の子が集まっていた。





千景…あんなに嬉しそうな顔して…





私だって千景のこと応援してるのに。





「みーおっ嫉妬してるのがみえみえだよ?」


「は、はるちゃん~…からかわないで」





はるちゃんに指摘され、恥ずかしくなった。





…私ってこんなに嫉妬深い人間だったんだ。