「…もういっそのこと、告白しちゃえば?」


「えっ!」





思わず飲んでいたイチゴミルクを吹き出しそうになった。





はるちゃんがいきなり変なこと言うからだよ~…

告白だなんて…そんなの私にできるわけないよっ





「無理だよそんなのっ千景が私のこと好きなわけないし」





「そう?美生可愛いし、私が男だったら迷わずOKするけどね」





はるちゃんってば…

冗談でもからかうのはやめてほしい。

私が可愛いとか絶対ないない。








千景は、私の初恋の人でもある。







千景のことを好きだと意識し始めるようになったのは、小学生の時。


どうして好きになったのかを聞かれると、答えられないけど…

千景を見ると、胸が苦しくて、なんだか恥ずかしくて、それでもドキドキして…


あぁ、これが好きってことなんだなって、気づくことができた。






千景は私にとって何よりも誰よりも大切な人。







だから…この先もずっと千景のそばにいたい。

それがただの幼馴染だとしても。





「美生はもっと自分に自信持ったほうがいいよ!」


「ふふっありがとはるちゃん」





落ち込む私をみて、元気づけようとしてくれるはるちゃんは優しい。





私も男だったら、はるちゃんみたいな人と付き合いたいな。