「…改めて言うけど、美生のことが好きだよ。絶対手放したりしない、美生のことは俺が必ず幸せにするから」





そう言って照れくさそうに笑う千景がとても愛しかった。





私…世界で一番幸せだよ。


ずっと千景のそばにいるよ。





千景が嫌だって言っても、離れないからね…?





「ありがとう、千景。私も千景のことが大好きっ」









それから暫く他愛のない話をしながら星空を見上げていた。





こうしているだけで幸せだ。


千景がいてくれるだけで、私の世界は色づくんだ。


全部、全部千景が教えてくれたんだよ…?





「じゃあ、そろそろ帰ろっか」


「そうだね」





そう言って私を家まで送ってくれた。





「あ、そうだ。大事なこと言い忘れてた」