「美生ちゃん、これからも俺と友達でいてくれる?」


「え?そんなの当たり前だよ…!三春くんは何があっても大切な友達だよ」





そう言って私は笑顔をみせた。





「…よかった。じゃ、ほら千景くんのところに行ってこい!」





「うん!ありがとう三春くん!」





三春くんに後押しされる形で私は教室を飛び出した。










「あーあ…本気で美生ちゃんのこと好きだったのになぁ」





その後教室でポツリと呟かれた言葉と、涙が零れ落ちていたことは誰も知らなかった。





そして、私は学校を飛び出し、千景を探していた。





三春くんには感謝してもしきれないくらい助けてもらった。





本当に三春くんには感謝している。