独り占めしてもいいですか…?【完】

先ほどの千景の言葉が頭の中に響いていた。





そうだよね…千景。


私、もう悩まない。泣かないよ。


自分の気持ちに正直になるよ。





それを教えてくれたのも、気づかせてくれたのも、全部…全部、千景なんだよ?





ありがとう、千景。


私に勇気をくれて。





…一歩踏み出す勇気がでたよ。





そして、少しすると用事を済ませた三春くんが戻ってきた。





「待たせちゃってごめんね」





私たちはロッカーへと背中を預け、二人で並んで立った。





「ううん、大丈夫。それで話って?」





三春くんは急に真剣な顔つきになり、深呼吸をし始めた。





そして、真っ直ぐな目で私を捉えた。