私が我慢すればいいだけなんだ。





そうすれば、全てが丸く収まる。





今まで通り、これからも千景の幼馴染にいれる。





千景のそばにいれるだけで十分なのに、これ以上のことを望むことなんて出来ないよ。





私の恋は今日でもう終わったんだ。





早く千景への気持ちを断ち切らないと自分が辛くなるだけだもんね…





ふと、生徒手帳に入れてあった写真をみた。





…千景、好きだよ。大好き。





忘れたくないよ、諦めたくない。







失恋ってこんなにも辛いんだね…っ





千景の写真を見つめながら、頬に一筋の涙が伝ったのだった。