独り占めしてもいいですか…?【完】

いつまでもグダグダと千景のことを引きずりたくない。





自分の諦めの悪い気持ちをきっぱりと切り捨てたい。





千景にもし好きな人がいるっていうなら、私は諦める。





でも、もし…もし、いないのだったら、わずかな可能性が残っているのなら、自分の気持ちに正直に生きたいのだ。





だから千景…本当のことを教えて…?





千景は真っすぐな目で私を見返すと口を開いた。





どうか、お願い…!





「好きな人はいるよ」







あ…






私の片思い、終わっちゃった。





千景は何故か少し辛そうに、それでも優しい笑みを浮かべていた。