独り占めしてもいいですか…?【完】

いっ、今なんて…





千景の突然の質問に胸の鼓動は加速するばかりであった。





口をポカーンと開け、目を見開き、動揺しているのがバレバレだった。





今まで千景とは恋愛の話はほとんどしたことがなかった。





千景の好きなタイプとか、好きな子がいるのとか、そんなの自分が辛くなるだけだからって聞こうとも思わなかった。





千景も私にそういう質問は今までしたことがなく、お互いが自分の恋愛の話をすることなど一切なかった。





それなのに、どうして今になって…





私は戸惑いが隠せなかった。





千景は真っすぐな目で私を見つめ、返事を待っているようだった。





そんなっ…どうしよう…


ここは嘘をついたほうがいいのかな…?