独り占めしてもいいですか…?【完】

千景…?





夕日をバックにしているため、逆光のせいで千景の顔が暗く見えた。





「一つ聞いていい?」





「う、うん」





千景に真っ直ぐな目でみられ、胸がドキドキと脈を打ち始める。





夕日のおかげで顔が赤くなっているのはバレなさそうだ。





私は緊張した面持ちで千景を見上げた。





「美生って………好きな人とか、いるの?」





「えっ」





思ってもみなかったことに、思わず大きな声を出してしまっていた。