独り占めしてもいいですか…?【完】

届いた飲み物を一口すすり、千景を見つめた。





「あ、そういうことね…」





千景は少し気まずそうに視線を逸らしながら、飲み物を口へ運んだ。





あれ…顔、赤い?





そんなことを思ったが口には出さなかった。





それよりも、私は昨日のことをちゃんと千景に話せるかで緊張をしていた。





ここまで来たんだもん…ちゃんと言わないと。





私は深く深呼吸をすると、改まった様子で口を開いた。





「あのさ、千景。話したいことがあるんだけど」





「話したいこと?」





真剣な私の様子に気づき、千景も改まった様子で私をみた。





「うん、昨日のことなんだけど…」





そう言うと、千景の肩がわずかにピクリと動いたのが見えた。





…やっぱり昨日のこと意識してたんだ。