独り占めしてもいいですか…?【完】

「今日俺、先生に頼まれごとあって一緒に帰れなくなった。ごめん」


「そっか…分かったよ!みんなには私から伝えておくね」


「ほんと悪い。じゃ、また明日」





千景は一度頭を下げると、私に手を振りそのまま教室を出て行った。





そっか…今日、千景一緒に帰れないんだ。


…先生の頼みなら仕方ないもんね。





でも、よかった。


今の千景、いつもの千景だった。





さっきのまんまだったらどうしようって思ってたけど、私の思い過ごしだったかな?





ホッと安堵の息を吐いていると今度ははるちゃんがやってきた。





「あれ?千景くんは?」


「なんか先生に頼まれた用があるみたいで、今日は一緒に帰れないって」





私は苦笑いを浮かべながら言った。





「そっか。じゃ、三人で帰ろっか」


「そうだね…」





玄関で星くんと合致すると私たちは三人で学校を出た。