独り占めしてもいいですか…?【完】

「三春くん、さっきのことは誰にも言わないでもらっていい?」


「それはいいけど…千景くんにも言わないの?」


「うん…千景のこと心配させたくないし」





そんなことを話していると、前方から焦った表情を浮かべた千景の姿を発見した。





「美生っ!」





「えっ千景…?」





千景は私たちの前までやってくると、走っていたようで息を切らしていた。





「千景っどうしたの?」





こんなに急いで何かあったのかな?





「馬鹿!どうしたのって、美生のこと探してたんだよ!購買行ったきり戻ってこないし、携帯に電話しても繋がらないから、何かあったんじゃないかって…」





あっ…携帯、マナーモードにしてたかも…





千景は息を整えながらやれやれといった表情をみせていた。