独り占めしてもいいですか…?【完】

確かに三春くんとは仲良くしてるけど…


でもそれは、友達として仲良くしてるだけだし。





そんなことまで早乙女さんに口出しされる筋合いはないよね。





「あーもうっほんとうざい!千景くんと辻先輩の両方にいい顔して楽しんでるってわけね」


「だからっそんなんじゃないよっ!二人は私の大切な友達なだけで、変なこと言わないでっ」





あまりの言われっぷりに我慢ならなかった。





「もうこれ以上、勝手に勘違いして言いがかりを言うのはやめて」





それに私が誰かと仲良くするたびに、こうやって呼び出されて好き勝手言われるのももう耐えられない。





「勘違い?昨日だって千景くんを取られたからって、辻先輩と一緒に帰ってたくせに最低女」





勝手な言いがかりにそろそろ限界だった。





言い返そうと口を開いた時、空き教室のドアが勢いよく開いたのだった。





「はい、そこまでだよ」





そう言ってドアの先から現れたのは三春くんだった。