独り占めしてもいいですか…?【完】

「美生」





「…?」





ゆっくり振り返ると言った。





「美生が俺の幼馴染でほんとよかった!自慢の幼馴染だよ!」





千景はそう言って笑顔を向けたのだった。





千景にとってこの言葉は最高の褒め言葉かもしれない。





私は零れそうになる涙をグッと堪え言った。





「私も!私も、千景が幼馴染でよかったよ。…これからも、よろしくね」





「もちろんっ」





やっぱり千景を独り占めすることなんてできない…


明るくて眩しくて、暖かい太陽みたいな千景はみんなのものだよ。





…誰にでも優しいのが千景だもん。





沈みかける太陽に目を細めながら、私は笑顔を見せたのだった。