独り占めしてもいいですか…?【完】

「千景?」




「いやっもうだから…なんにもしてないならいいの!今の聞かなかったことにして…」





千景の顔がマスク越しに少し赤くなっているのがみえた。





熱上がってきちゃった?


…それとも。





「ねえ千景」


「ん」


「もう千景の家に遊びに行ってもいいの?」





なんで立ち入り禁止なのかはわからないけど、やっぱ寂しいし…


昔みたいに一緒にDVD見たり、ゲームしたりして遊びたいよ。





「ん~…だめ」


「え~っ!なんでだめなの?」





私は不満げに千景を見上げた。





「それは、内緒!」





そう言って千景は誤魔化すように笑った。