独り占めしてもいいですか…?【完】

公園の中央に置いてあるベンチに千景の姿を発見した。





「千景っ!」





私が名前を呼ぶと、マスクをした千景が手を振った。





「美生っいきなり呼び出してごめん」





「ううんっ暇だったから大丈夫!」





申し訳なさそうな表情を浮かべる千景に私は笑顔を向け、隣へと腰を下ろした。





「美生…」


「ん?」





「昨日、俺の家にきたの?」





千景はそう言って真剣な様子で私をみた。





「行ったよ。千景、昨日のこと覚えてないの?」