独り占めしてもいいですか…?【完】

私はなんとか千景の下から抜け出すと、千景をベットへと仰向けになるように寝かしつけた。





…こんなに気持ちよさそうに寝ちゃって。





「はぁ…」





やれやれと大きなため息が出た。





千景に触れられた肌は未だ熱を持っていた。





そして、唇を落とされた肌はほんのりと赤い斑点が出来ていた。





私は先ほどのことを思い出し頬を紅潮させた。





さっきの千景、初めてみた…

熱のせいで様子がおかしかっただけだよね。





「このことは内緒にしておかないと」





千景に言って私なんかにそんなことしたって、不快な思いをさせたくないし…





このことは胸の内に秘めておかないとね。





それから暫く千景の様子を伺っていたが、徐々に顔色もよくなり呼吸も静かになっていった。





本当は少しくらい話したかったけど、気持ちよさそうに寝ていたため、置手紙だけ残して、千景の家を後にした。





その日の夜、お母さんたちに首筋のがバレないように隠しつつ、千景の様子を話した。





そして自分のへ部屋へと戻り、ぼんやりと窓の外を見つめた。





「…っ」





今日千景にされたことを思い出し、再び顔を赤くさせた。





「…だめだめ。こんなのは忘れないと…」





深呼吸をして何とか胸を落ち着かせた。





千景、早くよくなるといいなぁ。


またいつもの笑顔が少しでも早くみたいな。





そんな願いを星に込め、私は眠りについた。