相澤の都合で、カラオケは7時からになった。
私はとりあえず家に帰り、着替える。
少しゴロゴロしてたけど、やっぱり暇になってきたので、コンビニに行くことにした。
パーカーを羽織って外に出ると、丁度隣の家からも人が出てきた。
宮野真白だ。
真白とは幼稚園からの幼馴染みで、中学までは毎日に一緒に登下校していた。
普通の男子なら中学生で女子と2人で登下校とか絶対しないと思うけど、真白は人懐っこくて、そんなのは気にしなかった。
「あ、颯じゃん。どこいくんだよ?」
真白が昔から変わらないあどけない笑顔で話しかけてきた。
「いや、ちょっとコンビニに。真白はサッカー?」
小学生の頃からサッカーをやっている真白は、サッカー部のエースだ。
体操服を着ているから、きっと練習だろう。
「まあな。んじゃ、俺行くわ。気をつけろよ!」
真白はそう言い残して、学校に向かって走っていった。
にしても、久しぶりに真白と話したなあ。
高校に入ってからは相澤たちと関わるようになり、真白とあまり話していなかった。
私は、真白とは逆の方向へ、コンビニに向かって歩きだした。
ひゅーっと冷たい風が吹いた。
10月ともなると、寒さも厳しくなってくる。
長いストレートの髪をポニーテールにしている私は、毎年冬は耳が寒い。私は、ポニーテールをほどき、フードを被った。
コンビニはもうすぐだ。
さすがに暖房がかかっているだろう。
目前の横断歩道で信号に引っかかってしまい、足を止める。
脇のポールにもたれかかり、吐いた息は白かった。
ピヨピヨ♪ピヨピヨ♪
盲目の人に信号が青になったことを知らせる音が鳴る。
私は少しでも早くコンビニに入るべく、早歩きで横断歩道を渡った。
私はとりあえず家に帰り、着替える。
少しゴロゴロしてたけど、やっぱり暇になってきたので、コンビニに行くことにした。
パーカーを羽織って外に出ると、丁度隣の家からも人が出てきた。
宮野真白だ。
真白とは幼稚園からの幼馴染みで、中学までは毎日に一緒に登下校していた。
普通の男子なら中学生で女子と2人で登下校とか絶対しないと思うけど、真白は人懐っこくて、そんなのは気にしなかった。
「あ、颯じゃん。どこいくんだよ?」
真白が昔から変わらないあどけない笑顔で話しかけてきた。
「いや、ちょっとコンビニに。真白はサッカー?」
小学生の頃からサッカーをやっている真白は、サッカー部のエースだ。
体操服を着ているから、きっと練習だろう。
「まあな。んじゃ、俺行くわ。気をつけろよ!」
真白はそう言い残して、学校に向かって走っていった。
にしても、久しぶりに真白と話したなあ。
高校に入ってからは相澤たちと関わるようになり、真白とあまり話していなかった。
私は、真白とは逆の方向へ、コンビニに向かって歩きだした。
ひゅーっと冷たい風が吹いた。
10月ともなると、寒さも厳しくなってくる。
長いストレートの髪をポニーテールにしている私は、毎年冬は耳が寒い。私は、ポニーテールをほどき、フードを被った。
コンビニはもうすぐだ。
さすがに暖房がかかっているだろう。
目前の横断歩道で信号に引っかかってしまい、足を止める。
脇のポールにもたれかかり、吐いた息は白かった。
ピヨピヨ♪ピヨピヨ♪
盲目の人に信号が青になったことを知らせる音が鳴る。
私は少しでも早くコンビニに入るべく、早歩きで横断歩道を渡った。


