初めての甘い恋人

「私はそんな仁も愛しく思うよ」


私の胸から顔を上げた仁は瞳に熱を蓄え見つめてくる。

私……この瞳、好き……ドキドキして、私の中がジンジンする…。


「アリア……俺は君をどこまで愛していくのか分からないくらい溺れている様だ…愛しても愛しても、愛したりない」


「うん……私も仁に溺れてる……ずっと一緒にいたい…いっぱい愛してほしい……」


私が言い終わる前に仁の熱い唇が重なった。


仁から伝わる熱に必死に食らいつく…


「アリア……このまま抱きたい…」

「うん……」


私を軽々抱えるとベッドまで連れていかれる。

私はこのあとのことに期待を弾ませ身体を預けた。


ベッドに下ろされ、仁から見下ろされる……目が合うこの瞬間が堪らなく好きだ…。


「明日は?仕事?」

「最近忙しかったから、明後日までオフだよ」