初めての甘い恋人

「それでは、固い話はこれまで。アリアさん。庭に出てみらんか?」


「え?いいんですか?」

「どうぞ」

嬉しくなってそっと仁を見上げると、彼は私を見て手をだしてくれた。


それからあらゆる角度から写真をとり、お祖父様の庭に対する思いを聞いて感銘を受け、楽しい時間を過ごした。



楽しい時間はあっという間で、もう日が暮れてきていた。

「では、お祖父さん、また来ますね」

「アリアちゃんもいつでもおいで」

「はい。本日はありがとうございました。必ずまたお伺いします」


この短い間でお祖父様ともスゴく打ち解けた。とても、優しい方で良かった。



お祖父様のお屋敷を後にして仁の家に帰る前に食事をして、帰ってきた。


ん?何か、仁の口数が少ないな……疲れたかな?