「ところで、結婚はいつかな?」

「私はすぐにでもと思っておりますが、アリアも仕事をしているのでまだ先になるかと」

「そうか。アリアさんはどうかな?」

「私も仁さんとならいつでも」


まだお互い仕事が忙しいのでなかなか難しいかな…

結婚しても、私が仕事をしていると仁に迷惑が掛かりかねないから、出来れば仕事をやめてからと思っている。


「では、一緒に住んでみてはどうかな?」

「……」

お祖父様の言葉に返事が出来ず、仁を見上げた。

すると、彼は頬笑みながら


「そうですね。今はお互い忙しくてなかなか会えないのが実情なので…。一緒に住んでいれば、毎日会えますからね。私はいいと思うよ。アリアはどう?」


そんなの……決まってる


「はい!!一緒にいたいです!」


「ほぅ。仁、愛されておるな。これでワシも肩の荷がおりるわ。あとの事は二人で話し合って決めなさい」


「はい。ありがとうございます」


私も仁にならい頭をさげた。