初めての甘い恋人

そういうのは反則だ…


男らしいのに可愛くて…キュンとしてしまう…。

私はもどかしくなって仁に手を伸ばし眼鏡を外して頬に触れる。


「仁……大好きよ」

「アリア……」


どちらかともなく近づく唇……


先程のキスと違い、噛みつかれるようなキス……

左手は髪に差し込まれ、右手は頬に


角度をかえ、何度も味わう様に唇が重なる。


ゾクゾクする…。思わず身じろぎしてしまう。


「アリア……たまらない…。愛しすぎて壊してしまいそうだ」

「仁になら壊されてもいい……」

「!!」


私……また凄いこといったな…。

仁はスイッチが入った様に男の顔で、さっきよりも色気がまし、すごくドキドキする…。


身体中にキスの雨が降ってくる。