初めての甘い恋人

「おっと……。急に体をふったら危ないよ…。結構飲んだみたいだし……」

「仁……」

「アリア、仁さん、話があるって。俺、ちょっと出とくから話したら?」


そうね……いい機会だ。キッパリフラれてしまえば、すっきりするだろう…。


「うん…。わかった」


カイルは私とすれ違いざまに


「ちゃんと気持ちを伝えな」

と言って部屋を出ていった。



「あの……アリア、座ろうか」

「うん……」

私は支えられる様にしてソファーまで連れていってもらった。


「何か飲むものでも……」

「カイルが飲んでた水があるから、これでいい」

「……」


私…。自分でも、思う……感じ悪い……