自ら、女性を求めた事はない。


なのに…。なんだ?この気持ちは……


そして俺の予想は的中する。



ーーーーー


「カーット!」

「カイル……今日もカッコいい!!」

「なんだよ、アリア」

カイルは少し照れたように笑って言う。


私は護さんの事はもちろん、仁の事も忘れようとしていた。……大半は仁の事だけど…。


そんな時にPV撮影!!ふぉーー!
何も考えずにカイルの事だけに集中する。


「社長!こちらへ」

その言葉で振り向く。スポンサーの社長さんが来られたみたいだ。その人を見て、驚いた!

……護さん……?!


「やっぱり」

護さんは私を見て少し驚いていたけど、すぐにそう言った。

「え?」

私意外には聞こえなかった様だ。