ん!?何か落ちてる……。私はそれを拾った。
なんだろう……バッチみたいな…。社章かな??


とりあえず、アッパーフロアの受付に持っていこう。



「すみません。エレベーターに落ちていたんですけど…。」


しかし、このビルのお姉さんたちキレイだなぁ…。まさに、大和撫子!私の理想の女性たちだ。


私がそんなことを思っていると、受付のお姉さんは私を見て目を見開いている…。あ~、カイルと同じ顔だからか…。
普段、受付通らないから顔見知りじゃないし。地下駐車場から事務所直行か、カイルの自宅だし。


「あっ!すみません。お預かり致します。」


受付のお姉さんはその落とし物を見て、またも目を見開く。


なんなんだろう。


「すみません。お願いします」

「あの、失礼ですが…こちらのビルにお勤めですか?」

「はい。そうですけど…」

「では、会社名と名前をこれに記入してくださいますか?」

「あっ、はい。わかりました。」


私は落とし物の書類らしきものに記入した。