窓から少し肌寒い風が頬をなでる。教室には夏服と冬服の生徒が同じくらいの割合で座っている。

「眠い」

「起きなよ、先生来るよ」

眠いと目を擦っているのは毎朝一緒に登校している幼馴染みの柊時雨、席が隣で毎朝同じ会話をしている

先「HR始めるぞー。今日は転校生がいるんだ、入ってこい」

「結城和哉です!行事とかめっちゃ盛り上げていくんで!よろしくお願いします!」