私たちはカフェをあとにして、その溜まり場へ向かった。


バイトがあるとか、用事とかでタケとサクラともう1人の男友達のリューセイは帰った。


残りは、ビッチのナナとショウタとハルヤマとあたし。


少し盛り上がりは冷めたけど、その溜まり場はとても落ち着く場所だからあたしはそれくらいで良かった。


「あーやっぱ落ち着くわー」


ショウタが大袈裟に口にだした。

だってここはショウタの家。


親がお金持ちで、週に一回お手伝いさんがくる普通の1人暮らしの九畳のマンションの部屋。


茶色のダブルベットが隅にあって、大きなテレビがドンと構えてて。


冷蔵庫にはお酒とチンして食べられるモノばかり。


楽に過ごしているのが目に見える。


鍵はいつ来ても開いてて、食べモノはお手伝いさんが毎回置いていくから減ったりしない。


黒の四角いテーブルには透明の灰皿。


だからここは、ヤンキーの溜まり場。


わたしもここに来てからタバコを吸うようになった。