半分くらい下山して休憩が入った。
私は佑斗から避けようとしたけど佑斗は私の方に駆け寄ってきた。
「なんでまた俺から避けるの?俺のことが嫌いになった?」
「好き・・・好きだけど、付き合えないんだ。」
「どうして・・・?俺と智哉、どっちが好きなの?」
私は佑斗の方が好きだった。
だけど、ここで佑斗が好きって言っても智哉と別れなかったら不審に思われる。
こんな嘘はつきたくないけど仕方ないんだ。
「私、智哉と別れたくないの。だから・・・ごめんね?」
佑斗は呆然としていた。