近くて遠い・・・

こんな私に傷の手当てをしてくれるなんて優しすぎる。
そんな佑斗がかっこよく見える。
「ゅ・・・佑斗はなんでこんなに優しいの?」
私は手当てをしてもらいながらこんな質問をした。
佑斗は顔を真っ赤にして言ってくれた。
「それは・・・莉那のことを大切だって思ってるからだよ。」
大切・・・。
それはどんな意味で大切なんだろう・・・。
幼馴染として?それとも好きな人として?
私にはまだ分からない。
でも私はだんだん佑斗に魅かれていってる。