「今からそんな仲睦まじいのもいいけどよ、もう夜遅いんだし、俺達は帰った方がいんじゃね?」 「ま、まぁそうだね。帰ろう。って、仲睦まじいとかそういうんじゃないから!」 「君は頭がおかしいんじゃないのか?!君こそ十年と一日経った日に死ぬべきだな!」 優介と少女は声を荒らげる。 「ははっ!息ぴったりだぜお二人さん」 「「だから違う!!!」」 今度こそ二人の声が重なった。 「ぼ、僕はもう先に帰るから!将太は一人寂しく帰ってきなよね!」