1Fへ着くと、お父さんがテーブルに朝食の品を並べていた。




お父さんの額に溜まった汗を拳で払ってから










「今日の朝食はピザトーストとコーンスープとヨーグルト、牛乳にお父さんの愛情だよーん♥さぁまどか!沢山食べてね~♥」











『わぁ!おいしそ~!ありがとうお父さん!』














……と垂れた二重を笑顔で少し崩し話しはじめた。











あたかも夫婦のようにラブラブな会話を私としていたのは、さっきも出てきたように私のお父さん。















お父さんは優しくて、健康オタクで(一応職業がスポーツトレーナーなので)、何よりも私のことを凄い大切にしてくれる世でいう親バカ。
















お母さんは単身赴任で、今はアメリカで仕事をしています。
いつもキリッとした猫のような二重のせいか、怖くて厳しいように見えるけど根は優しくて真面目で…私の憧れです。










あとは高校2年生で私と同じ高校のお兄がいるけど、今はバスケ部の大会が近くて朝練へ行っています。













お兄はというと…………すれ違ったら皆誰もが振り返るような人気者で、1年間で10回以上コクられるのは当たり前って感じで私とは一緒に住んでるとは思えないくらい。














でもやっぱりお兄も意地悪な面もあるけど、垂れた二重で笑った可愛い顔は見た目だけでも優しくて頼りになる自慢のお兄さんです。(唯一話せる男の子です。当然ですが)