「僕、まどかちゃんのこと好きなんだ。」










『えへへ…私も君が好きなの~』











「大きくなったとき、絶対結婚しようね!約束。」












……………ピピピピッ…ピピピピッ……カチッ。








ふぁあ…眠いよ~………
たまに私はこういった小さい頃にあった曖昧な記憶を夢で見るんです。しかもそれは母親曰く本当の話。











あ、紹介が遅れました。こんにちは。私は小鳥遊まどか、少女漫画が大好きな高校1年生です。











少女漫画の中での恋は好きだけど、
実際男の子と話すのは大の苦手で男嫌い。












こーゆー人見知りな性格のせいか、少女漫画のような乙女な世界には入れないんです。
(唯一入れるのは漫画だけ。)











いつか少女漫画みたいな恋愛が出来たらいいな♪
………なんていつも勝手に思ってます。













だから授業中は妄想ばっかしてるせいか授業の内容も当然頭に入ってないし、テストもあまり皆みたいには良くないです。むしろ悪いです。













今日は入学式後の休日明け初めての月曜日。
いつも通り7:30にセットした目覚まし時計を止め、朝食を食べに行くために1Fへ移動中です。