「じゃ、また明日」


「またね」


そういいお互い自分の家へと入った




「ただいま」


もちろん中から返事をしてくれる人はいない


…はずだった


「おー、早いじゃねーの
晩飯作ってくれ」


え、誰?


リビングの方から大声で私に喋りかけてくる誰かさん


柄にもなく怖いとか思ってしまう


いや、この状況は誰でも怖い


だって私には両親がいないんだもの


この家には私1人だけのはず