好きになんかなるもんか。

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梨来side

俺はいつも通り生徒立ち入り禁止のチェーンをまたいで
長い廊下を突き進んだ

曲がり角の階段でお気に入りのまくらで眠ろうとしていたとき。


「ふぇっ…うっ」

誰かの鳴き声が聞こえた

珍しいな、こんなところ滅多にこないのに

気づかれないようにそっと覗くと

学校一の美女と噂されている

藤堂実姫がいた。