そして、後夜祭


「あ!いたいた!」


ドクンッドクンッ___


私の心臓は高鳴り始めた...



そして、悠先輩と合流して
人の多いところから少し離れて楽しんでいた。


___ドクン__ドクンッ

私の心臓は相変わらずです...


「どうだった?そっちの方」

「私のクラス大好評みたいでさ、すっごい忙しかった~」


ねぇ、収まってよ心臓...

悠先輩にも聴こえちゃう...


「お、ほんと?こっちもかなり人入ってさぁ」


こ、こんな何気ない会話...
どうってこと...


「なぁ、昨日の覚えてる?」




___ドクンッ__ドクンッ




「お、覚えてるよ。」
「良かった、答え...聞かせてくれる?」
「う、うん。」


と、とりあえず一旦落ち着いて......
深呼吸......


「私ね...本当はずっとずっとずっと前から好きだったの先輩のこと。
12月のオープンキャンパスの時から...
ほら、体育館まで案内してくれた時のこと
覚えてる?」



悠からの返事はない。


あれ?
悠...先輩??


私は思わず横に座ってる悠先輩を見る。