あたしの高校生活はバラ色だったはずなのに

ドクンッ___


「ゆ、悠先輩っ」

「あ?夢杏か。どうした?」


んあぁ、私が作ったのとか恥ずかしいけど...
食べてもらいたいから渡さなきゃ!


「こ、これデザートですよ?」


私はさり気なく渡す。


「あ、まじ?さんきゅー」



ドキ_______


悠先輩の指が...微かに触れた。


「じゃ、じゃあどうぞ!」


私は恥ずかしさからそう言って走る様に逃げてきてしまった。