あたしの高校生活はバラ色だったはずなのに

あ、華織先輩だ。


「なんでいるの?帰らなくていいの??」

「俺が連れてきたんだよ」

華織先輩の質問に対し私ではなくて先輩が答えた。

華織先輩は焦ったような怒っているような顔をした。



どうしたというのだろう。


「悠、あんた...ばっかじゃないの。
今日1年生は早く帰らなきゃいけないの!」


行くよと言って華織先輩は自分の荷物と私の荷物を持って急いで外へ出た。