-------春馬----------


「中山さん!」

「春馬君ー!お疲れ様
頑張ってたね!」

1組の試合が終わって
ちょうど中山さんに会えた。

「ありがとー!
中山さんもお疲れ様」

「ありがとう…」

ん?どうしたんだろ。
なんか落ち込んでる?

「どう…っ」

どうしたの?って言おうとした。
そしたら

「は、はるまっくんっ!!」

「は、はいぃ!?」

いきなりで声が裏返ったぁぁあ!
恥ずすぎる。

「あ、あの…わたし…」

ドキッドキ…
聞くだけなのにこっちまで
緊張してしまう。

「春馬君のことずっと好きだったの!」

「ほんとに…?」

「う、うん…///」

耳まで真っ赤にしながら言う
中山さんは、すごく可愛くて

ドキっとした。

「ごめん、ちょっと
考えさせてくれるかな…」

答えは決まってたけど、
まだちゃんと言いたくなかった。

「も、もちろん!
いくらでも待つよ!!」

「じゃ、じゃぁ、また後でね!」

照れならがら体育館に戻っていった。