〈理央side〉


「理央〜!」




呼ばれて顔を上げたら、仲いいみんながおいでおいでってしてる。




「冬休みさ、どうする?」




「ああー!そういやみんなでどっか遊びに行くって言ってたね!」




私は立ち上がってみんなの輪の中に混ざった。




……日直日誌まだ途中だけど、後でいっか




今は放課後で、もう教室に残っているのは私達しかいなかった。



私はみんなでワイワイするこの時間が、1番好き




「クリスマスさ、ぼっち会しよ!」




「俺彼女できたからパース。」




「はぁ!?おまっ、いつのまに!」




「えーまじで?写真かなんかないの〜?」




みんながワイワイ話してる時、私は勢いよく手を挙げた。




「はい!」




「はい、理央さん!」




「もー全部やっちゃお!
ぼっち会でしょ、イルミネーションとか行って……あ、あと年越しとか?」




「んな無茶な!」




「だから俺彼女いるからパスだって〜」




みんなが声をあげて笑った。




そしたら今度は、向こうで「はい!」と声があがる