私より20センチは高いやつが、
「してやったり」って顔で私を見下ろしている。

「ひ、光…!?」
「華さんこんな後ろにいてたら写りませんよ?」
「…!余計なお世話!!」

ムキになる私を見て、ニヤニヤする光。

「ぱるる先輩のほうが、年下に見えるんですけど」
「俺も今そう思った」

なんて、光の友達と三嶋が話している。
みんなして、馬鹿にしすぎ!
それもこれもみんな…

(…光の馬鹿。)

少しにらみながら心の中でつぶやくと、
光なんだかうれしそうな顔をした。