どっかの誰かさんのせいで、
身長のことはもう聞くのも嫌な感じ。
まあ、昔っから低身長だから、
からかわれるのは慣れてる。
…でもさ?
まさか後輩にまでからかわれるとは、
夢にまで思わなかったよ…

「っ!」

ぼーっと自分の世界に入っていると、
ほっぺに冷たいものが当たった。
後ろを振り返ると。

「華さん、びっくりしました?」