赤い糸~切れた糸の続き~

この日は疲れてすぐに寝てしまった。

翌日、することも特にないので、とりあえずジョギングに出た。

一時間くらいして家に帰った。

シャワーを浴びて着替える。

久しぶりに家でゆっくり過ごすことにした私はソファーに座り、

私は彰にもらった本を開いた。

「あら、あなたが本読むなんて珍しいわね」お母さんはそう言って笑う。

「彰にもらったの」私は笑った。

「へぇー、変わったプレゼントね」とお母さん、

「作家になったのよ。私の元カレは。それに…今度の新作は私たちをモデルに書いてくれてる。だから…私は受け入れたいの‼彼のファンになりたい」と私は言った。

「…変わったのね。昔は手のつけようのないヤンキーだったのに」とお母さんは言った。

私は認めない。ヤンキーだった過去。

認めたら悔しいから。健斗くんに嫌われたくないしね。

「認めたくないって顔ね」とお母さんは言う。

頷く私、「けど…認めなさいよ。紛れもない事実なんだから」とお母さん

「健斗くんに嫌われたくない」と私

「愛してるのね」とお母さんは言って頷く私を見て、

「絶対離しちゃダメよ!彼の手は」そう言った。

「もちろんよ。結婚して絶対一緒に幸せになるんだから!」と私が言うと、

「お父さんに反対されてもよ?お父さんを説得してちゃんと結婚しないとダメよ。娘の幸せ願ってるのは、私もあの人も同じなんだからね」とお母さんに言われた。

わかってる。最初からそのつもりだった。

そのあとの会話はなくなり、私は再び本に目を戻した。

初めてちゃんと本を読んだ。

こんなに面白いなんて思わなかった。

少し切ないけど…素晴らしいラブストーリー

憧れるほどロマンチック。

いつか、私もこんな風に…って思える、

内容だった。

この日から、私たちは毎日連絡を取り合い、やっと恋人らしくなってきた。

たくさん話して…。

最近お父さんはそわそわしている。

聖はあんまりかわらないけど。