赤い糸~切れた糸の続き~

私は口を開いた。

田崎先輩のこと。ちゃんと話した。

咲斗さんが亡くなってから、田崎先輩にたくさん救われてきたこと、田崎先輩が少しいじめすぎたかな?って後悔してたこと…

それから…仕事が代わったこと。

忙しさで心と頭がついていかなかったこと。

そして今回に至った経緯。

彰との3週間に及ぶツーリング…

最後の方は苦しそうな顔をしていたけど、最後まで聞いてくれた。

そして、私の手を握ってくれた。

今度は俺の番ね、そう言いながら笑う健斗くんは少しかっこよくて、大人な感じがした。

仕事の話や、人間関係、色々思うことをぶつけてくれた。

健斗くんの想いを知れて、私は嬉しかった。

そしてひとつ、約束をした。

最低でも1日1回は、LINEか、電話をするって。

二時間近く、私たちはお互いについてたくさん話した。

知らないことも多すぎる私たち。

これからたくさんお互いを知っていこうと思う。

絶対に健斗くんの手は離したくない。

二人の将来についても話し合った。

そして、健斗くんは帰っていった。