赤い糸~切れた糸の続き~

私はとりあえず抱きついてみた。

抵抗はしない。けど…健斗くんは少し震えてる気がした。

覚悟を決めたんだもの。私はこのために、一人でじゃなくて、彰と二人で、ツーリング旅行をして来た‼

気持ちの整理をするために…

「ごめんね!健斗くん」私は謝った。

「俺の方こそ、ごめんなさい。勝手に誤解して話も聞かず、逃げたりして…」

震えながらに健斗くんはそういった。

「とりあえず座ろうか?」と私は言って、離れようとしたんだけど、健斗くんは離してくれない。

どころか、もう少しと言って、私に強く抱きついてきた。

しばらくして、私たちは向かい合って座った。

「お茶準備してくるね」と私が部屋のドアを開けると、

白々しくか、聖が、

「どしたの?」と言ってきた。

「お菓子とお茶でも準備しようかと思って」と私が言うと、

「俺、準備してくるからゆっくりしてな」と聖は言って、階段を降りていった。

なので、私はお言葉に甘えて、部屋に戻った。

しばらくして、聖はお茶を持ってきてくれた。

お茶菓子は…和菓子…。

何で、てかどっからこんなもの用意してきたの?

私は聖を見た。

ニコッと笑って、「ゆっくり話し合いしてね」と部屋を改めて出ていってしまった。

まだ、少しぎこちないけど。

私は1回、お茶をすする。そして一呼吸置いて、話したいことを頭のなかでシミュレーションする

けど…考えれば考えるほど頭は痛くなるので考えることをやめた。