だんだんと深くなる口づけに頑張って応える。
口が離されると思いっきり酸素を吸い込んで、また塞がれる。
そんなことを繰り返すあたし達。
やっと離されるとそこには色っぽく色付いた柊の顔があって、それにドキッと胸が高鳴った。
「聖。ちょっとおれ限界かも……」
「エ!は!?ななな、何言ってんの?!」
「いい?」
そう言って手首を掴まれる。
「やや、ちょっと待って。柊。一旦落ち着こ?」
「ムリ」
あああ、柊が、柊が暴走しはじめたっ。
別にいいけど!いいんだけどっ!
「心が!」
「フッ、かわい。……絶対やめないから」
不敵な笑みを浮かべると顔をあたしにうずくめて、次から次へキスを落としていく。
~~~~っ。やばすぎるっ柊がっ!!
いっこうに止まる気配がないと悟ったあたしはもう半ば諦めて、そのキスに応えることにした。



