さーて。これからどうしよっか……。
まずは……電話だ。予約したお店に。
この日を楽しみにしながら予約をとったお店。
……ほんと、最悪だ。
お店の人に申し訳ないなー。急きょキャンセルとかほんと……。
罪悪感いっぱいの気持ちでお店に電話をかけると、快く承諾してくれた。
最後には《お大事にしてくださいね》とまで言われてしまった。
心の優しい女性でよかったと胸をなでおろした。
「あー、……疲れた」
体はもうダルさを越えて、考えるのも喋るのも億劫だ。
熱のせいで頭ガンガンするし……。
「あーあ。……クリスマスデート……っ」
っこんなことで泣くなんて、バッカみたい。
……ごめんね、柊。
最悪なクリスマスだ。



