「……ふーん?」 軽く首を傾けながら私をみるサクヤさんの口角が、少し上がった気がした。 そうだ、こんなところでまったりしてるわけにもいかなかった。 もう遅い時間だ、明日何かあるわけではないけれどさすがに長時間ここにいるわけにもいかない。 10分と言えど歩いて帰らなければいけないことに変わりはないから。 「それじゃあ、失礼します」 パッと目に入ったゼリーを掴んで頭を下げる。 ……外に出てきてよかったのかもしれない、なんて。