そうだけど彼女じゃねーよ。は?意味わかんねーな。貴重な意見の持ち主だよ。なんの?俺たちを感じる目線の?……なにいってんだおまえ。いいんだよ、とにかく彼女じゃない。はるちゃんに悪いだろ。 なんてタクさんとゴロウさんが言葉を交わす間も私の意識をとらえて離さないのは準備を終えヘッドフォンで何かを聞き始めたサクヤさん。 こんなに近くでサクヤさんを見れたのだからもっと喜んだり緊張したりするのだと思っていた。 けれど今はただ不思議な感覚があるだけ。 実感がないからかもしれない。