「あっ…」 無言で持っていたペットボトルを抜き取られ、反対の手に腕をとられる。 説明をしてくれていたスタッフがその人に気づき言葉を止めた横をすり抜けて黒の固まりに手を引かれた。 「あの、」 私を一瞥し何も言わずまた前を向く。 この状況はなんだろう。ライブ前に着いていっていいのだろうか。 「タク」