暁月夜





「 ――――――…… 」



絞り出すように吐き出された声は苦しそうなのに、どこかまっすぐに届くようで。


全身で叫んでいるのだと感じた。



まるで大きなバケツを底から一気にひっくり返したような。身ぐるみを剥いで全てをさらけ出すような。



自分の全てをもって言葉を吐き出し叫び歌う。

けれどそれは決して聞き苦しいものではなくて。




私はそんな姿に、どうしようもなく惹き付けられた。